Google Analytics 4 (GA4)初心者ガイド:ウェブサイト分析の第一歩!最初にチェックすべき7つのポイント

GA4

あなたはウェブサイトの現状を正しく把握できていますか?

ウェブサイトの改善には、現状を把握するためのデータ分析が欠かせません。Googleが提供する強力なアクセス解析ツール「Google Analytics 4 (GA4)」を使えば、様々なデータを取得し、分析することができます。

しかし、GA4は多機能であるがゆえに、初心者の方にとってはどこから手をつければ良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。

この記事では、GA4初心者の方に向けて、ウェブサイト分析の第一歩として、最初にチェックすべき7つのポイントを分かりやすく解説します。 これらのポイントを押さえることで、GA4の基本的な使い方を理解し、ウェブサイト改善に繋がるデータ分析を始めることができます。

目次

1. 表示回数:あなたのウェブサイトはどれくらい見られている?

1. 表示回数:あなたのウェブサイトはどれくらい見られている?

ウェブサイトが表示された回数を表す「表示回数」は、ウェブサイトへのアクセス状況を把握する上で基本となる指標です。表示回数が多ければ、それだけ多くの人にウェブサイトを見てもらえているということになります。

表示回数の推移を見ることで、ウェブサイトへのアクセスが増えているのか減っているのか、また、特定の期間にアクセスが急増したり減少したりしていないかなどを把握することができます。

例えば、ウェブサイトのデザインをリニューアルした後、表示回数がどのように変化したかを確認することで、リニューアルの効果を測定することができます。

ここの設定は「表示回数」と表示されている右の▼を押すとカスタマイズできます。

2. 初回訪問:新規ユーザーはどれくらい来ている?

2. 初回訪問:新規ユーザーはどれくらい来ている?

ウェブサイトに初めて訪れたユーザーの数を表す「初回訪問」は、新規ユーザーの獲得状況を把握する上で重要な指標です。

初回訪問が多いということは、それだけ多くの人にウェブサイトを知ってもらい、興味を持ってもらえているということになります。新規ユーザーの獲得は、ウェブサイトの成長には欠かせない要素です。

初回訪問数の推移を見ることで、ウェブサイトへの新規ユーザーの流入が増えているのか減っているのか、また、特定の期間に急増したり減少したりしていないかなどを把握することができます。

3. 直帰率:ユーザーはすぐに離脱していない?

3. 直帰率:ユーザーはすぐに離脱していない?

ウェブサイトにアクセスしたユーザーが、1ページだけを見て離脱してしまった割合を表す「直帰率」は、ウェブサイトのコンテンツの魅力度や使いやすさを測る指標の一つです。

直帰率が高いということは、ユーザーがウェブサイトに満足せず、すぐに離脱してしまっている可能性があります。コンテンツの内容がユーザーのニーズに合っていない、ウェブサイトの操作性が悪いなどが考えられます。

直帰率が高いページを特定し、コンテンツの改善やデザインの見直しなどを検討することで、ユーザーの滞在時間を延ばし、コンバージョン率の向上に繋げることができます。

4. リアルタイム:今、ウェブサイトで何が起きている?

4. リアルタイム:今、ウェブサイトで何が起きている?

「リアルタイム」レポートでは、現在ウェブサイトにアクセスしているユーザーの行動をリアルタイムで確認することができます。

例えば、ウェブサイトに新しい記事を公開した直後、ユーザーがその記事にアクセスしているか、どのページからアクセスしているかなどをリアルタイムで確認することができます。

リアルタイムでユーザーの行動を把握することで、問題があれば迅速に対応することができます。

5. セッション:ユーザーはどれくらいウェブサイトに滞在している?

5. セッション:ユーザーはどれくらいウェブサイトに滞在している?

ユーザーがウェブサイトにアクセスしてから離脱するまでの一連の行動を「セッション」と呼びます。セッション数が多いということは、それだけ多くの人がウェブサイトにアクセスし、滞在しているということになります。

セッション数の推移を見ることで、ウェブサイトへのアクセス状況やユーザーの滞在時間の変化を把握することができます。

GA4では、ユーザーがウェブサイトにアクセスした経路(チャネル)ごとにセッション数を分析することができます。主なチャネルには以下のようなものがあります。

  • Email (メール): メールマガジンやメールからのリンクを経由してアクセスした場合です。
  • Organic Search (オーガニック検索): GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの自然検索によるアクセスです。
  • Paid Search (有料検索): Google広告などの検索連動型広告からのアクセスです。
  • Direct (ダイレクト): URLを直接入力したり、ブックマークからアクセスしたりした場合です。
  • Referral (リファラル): 他のウェブサイトからのリンクを経由してアクセスした場合です。
  • Social (ソーシャル): Twitter、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアからのアクセスです。

6. ページ/スクリーン:どのページがよく見られている?

6. ページ/スクリーン:どのページがよく見られている?

ユーザーがウェブサイトで閲覧したページ数を表す「ページ/スクリーン」は、どのページがよく見られているのか、どのページで離脱しているのかなどを把握する上で重要な指標です。

人気のあるページを分析することで、ユーザーが求めている情報やコンテンツを理解し、ウェブサイト全体の改善に繋げることができます。

7. イベント数:ユーザーの行動をより深く理解しよう!

7. イベント数:ユーザーの行動をより深く理解しよう!

イベントとは、ユーザーがウェブサイトで行った特定のアクションのことです。例えば、動画の再生、ファイルのダウンロード、ボタンのクリックなどがイベントとして計測されます。

GA4では、あらかじめ設定されているイベントに加え、自分でカスタムイベントを設定することもできます。イベント数を分析することで、ユーザーがウェブサイトでどのような行動をとっているのかを詳細に把握することができます。

主なイベントの種類とその意味:

  • page_view: ページが表示された回数。基本的な指標です。
  • scroll: ユーザーがページをスクロールした回数。コンテンツへの関心度を測る指標となります。
  • first_visit: ユーザーが初めてウェブサイトに訪問した回数。新規ユーザー獲得状況を把握できます。
  • session_start: ユーザーがウェブサイトにアクセスし、セッションが開始された回数。ウェブサイトへのアクセス状況を把握できます。
  • user_engagement: ユーザーがウェブサイトに10秒以上滞在したり、コンバージョンイベントが発生したりした場合に計測される指標。ユーザーのエンゲージメント度合いを測る指標となります。
  • video_start, video_progress, video_complete: 動画の再生開始、再生途中、再生完了をそれぞれ計測するイベント。動画コンテンツの効果を分析できます。
  • file_download: ファイルがダウンロードされた回数。ダウンロードコンテンツの効果を分析できます。
  • click: 特定の要素(ボタン、リンクなど)がクリックされた回数。ユーザーの行動をより詳細に分析できます。

まとめ:GA4を使いこなして、ウェブサイトを成功に導こう!

まとめ:GA4を使いこなして、ウェブサイトを成功に導こう!

この記事では、GA4初心者の方に向けて、ウェブサイト分析の第一歩として、最初にチェックすべき7つのポイントを解説しました。

これらの指標を定期的にチェックし、分析することで、ウェブサイトの現状を把握し、改善に繋げることができます。

GA4は、使いこなせば非常に強力なツールです。積極的に活用し、ウェブサイトを成功に導きましょう!

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この記事を書いた人

営業畑出身のエンジニア気質。某大手企業で4ヶ月で営業成績1位を叩き出し、管理者に昇進。マネジメントとマーケティングの二軸を学び現在は株式会社WebCoでプロンプトエンジニアを主として勤務中。

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